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スーパーなどのお店に陳列してある商品は、3分類できる!<220226>
内容量や品質を落とした「ステルス値上げ」に十分ご注意ください<190611>
価格比較NEWS
スーパーなどのお店に陳列してある商品は、3分類できる!
一つ目は、「客寄せ商品」です。「セール品」とも呼びます。
二つ目は、「比較商品」です。「飾り商品」とも呼んでいます。
三つ目は、「儲け商品」です。

3分類の商品の特徴を簡単に解説すると・・・

「客寄せ商品」は、お客様に来店していただくことを目的として販売する商品です。
多くの場合、卸売業者に協力をしてもらって、一定期間、目立つような安価で販売します。
「客寄せ商品」は、お店では、通常、目立つ位置に陳列します。
チラシで宣伝する場合は、左上に、他の商品より大きく掲載します。目立たせることが目的だからです。

「客寄せ商品」は、『お1人様、1点限り!』とか、『ご家族様、1点限り!』などとして、限定の意識を高めます。
販売数量を限定する場合もあります。『無くなり次第終了!』などと・・・
お客様を走らせるための表示が多くなります。

また、「客寄せ商品」は、関連商品を販売したいときにも活用します。
寒さが本格的になってきたときは、「鍋料理のつゆ」を目立つ安価で「客寄せ商品」にします。
大量に仕入れた白菜やネギ、魚や貝類が普段以上に売れます。
大量に仕入れた生鮮野菜や海産物は、日持ちがしません。一方で、「鍋料理のつゆ」は、長持ちします。
それで、「鍋料理のつゆ」を目立つ安価で「客寄せ商品」にするのです。

次に、「比較商品」です。「飾り商品」とも呼んでいます。
人間は面白いもので、「大量」に誘導される傾向があります。
多くのお店が集まっている大型ショッピングセンターは、週末にはまるで遊園地のようです。
また、大量に商品が陳列されているお店に引き込まれます。
お店に行けば、新たな発見があると思うからです。で、多くのお客様は、買いたいものを探しにお店に足を運びます。
「比較商品」は、大量に陳列されていることに価値があるのです。
極端なことを言えば、ときどき売れればいいのです。
で、「比較商品」は、日持ちが長い商品が中心です。

さらに、「儲け商品」です。
「儲け商品」は、お店が儲けるための商品です。
通常では、「儲け商品」は、「客寄せ商品」の近くに陳列します。
お客様によっては、「客寄せ商品」の価格を見て、価格基準が混乱しています。
で、そのお店の商品が、総じて安価であると錯覚してしまうのです。

ある激安店では、一部の商品が際立って安価で販売されています。実際には、賞味期限が近いことが理由の場合が多いのですが・・・
お店の実態や戦略を知らないお客様は、一部の安価商品を見て、多くの商品が安いと錯覚をしてしまいます。
そして、「このお店、安いね!」と言いながら、どんどん買い物カゴに商品を入れていきます。そして、この激安店では、大量に買い物をするお客様が多くなっています。
お客様は、持参したマイバッグで持ち帰ることができず、大きなサイズのレジ袋を両手に持ってお店を出ていきます。
この激安店では、大量の商品が無造作に山積みされて、お客様の興奮を誘います。
結果、大量の商品が無造作に陳列されているこの会社の業績は良く、企業買収なども積極的に行っています。
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内容量や品質を落とした「ステルス値上げ」に十分ご注意ください
   
値上げの方法は、大きく4つあります。

1つ目は、品質や内容量をそのままにして販売価格を上げる方法です。

2つ目は、何らかの付加価値や装備などを追加して、付加価値以上に販売価格を上げる方法です。

3つ目は、品質を落として従前の販売価格で売る方法です。

4つ目は、内容量を減らして従前の販売価格で売る方法です。

消費者は販売価格に敏感です。
また、「安いに越したことはない!」と考えています。

消費者は、価格には敏感ですが、品質や内容量の確認は二の次になる傾向があります。

で、消費者が気が付かないうちに品質や内容量が減らされているのですが、これは実質的な値上げです。

この値上げの方法は、「ステルス値上げ」と言われています。

いつの間にか内容量が減らされている現状には怒りを感じますが、ほとんどの消費者は知らないうちに受け入れています。

内容量には十分な注意が必要です。
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