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情報・広告宣伝と消費者 |
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スポンサーサイト(AIR) |
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「取消し表示」を「強調表示」にして宣伝する方法も・・・ |
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大々的に「強調表示」を訴えたとき、精神的に抵抗するお客様がいます。
「小さなお得で消費者を振り回しやがって・・・!」と言う感情です。
実際には、そのお客様こそ商品に大きな関心を持っている場合があります。
関心や興味があるから言葉の端々までが評価の対象になっているのです。
お客様は自分の評価で買い物をしたいと思っているのです。
しかし、お店から押し売りされたら書いたい商品も買いたくなくなってしまいます。
さて、商売人が安価で商品などを販売するときは、何らかの理由があります。
例えば、賞味期限が近い商品を大量に仕入れて販売する場合です。
その商品は、短期間で売り切る必要があります。
賞味期限が近いことが負の情報で「取消し表示」になります。
普段通り店内に陳列してところ「賞味期限が近いから安いのね!」とお客様は判断したようです。
脇に居たお客様もその声を聞いて、さらに他のお客様にも伝染してしまいました。
結局、せっかく安価で販売しても売れなくなってしまいました。
で、ときには「取消し表示」を「強調表示」にして宣伝する方法もあります。
それは、「取消し表示」・・・負の情報を正直に伝えることです。
こんな宣伝をしたとします。
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「賞味期限は、〇〇月〇〇日で、賞味期限が近くなっています。
賞味期限が近くても味にはまったく支障ありません。
今週末までに1度食卓に上れば、ご家族様3人で十分食べ切れます。
ぜひこの機会にお試しください。 |
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ただこれだけの情報を商品の脇に掲げました。
すると、短期間で売り切ることができました。
賞味期限は負の情報で、「取消し表示」です。
ですが、この宣伝では賞味期限が近いことをお店側が積極的にお客様に伝えています。
敢えてお店側がお客様に伝えることで誠実性が伝わって来るから不思議です。
負の情報を正直に伝えるだけでお客様の感情が大きく変わるのです。
賞味期限を隠してコソコソ売るよりもお客様の感情に響き、値引き額も少なくて済みました。
一般に、商売人は負の情報を隠そうとします。
そして、小さな文字でお客様の見えないようなところに表示します。
商売人は、それをお客様が発見したときの感情にもっと敏感になるべきと思います。
<201024> |
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「強調表示」に意識を奪われて・・「取消し表示」は見えなくなる |
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ご説明したように「強調表示」は、お客様に提供するお得情報で、無料や割引、おまけ、ポイント割増し、限定などの広告表示(記述や言葉など)のことです。
消費者の心理から、当然安価やお得に興味を持ち、求めます。
結果、「取消し表示」への意識が希薄になり、注意事項や条件を見落としてしまうわけです。
ところが、「取消し表示」に意識を向けない消費者がすべてにおいて良くないのかというとそうとも言えません。
事業者側にも大きな責任があります。
事業者は、集客し、商品を買っていただき、或いは申し込みをいただくことを意識して広告宣伝をします。
当然「強調表示」を表側に簡潔に書きます。
一方、「取消し表示」は、裏面に書きます。それも小さな活字で・・・
安価やお得に興味を持つ消費者が、その「取消し表示」を読むでしょうか。
しかも長々と書いた「取消し表示」をじっくり読むでしょうか。
消費者が「取消し表示」を希薄に扱うことで、トラブルや事故が起きます。
その被害者のほとんどは消費者です。
この消費者側の被害を指摘しようとすると、「読まないお客様が良くない!」と言われてしまいます。
また、さらに不満を言うと「クレーマー」として扱われてしまいます。
結局、消費者の被害は、関われば関わるほど大きくなっていきます。
で、「強調表示」が優先する広告宣伝に関わった消費者は大きなリスクを背負うことになります。
ここで一旦整理します。
消費者が「取消し表示」を希薄に扱ってしまう原因です。
@ 消費者の心理で安価やお得を優先して「取消し表示」への意識が希薄になる
A 事業者側の意図で、「取消し表示」を読みにくい場所に記載している
B 事業者側の意図で、「取消し表示」を小さな文字で書いている
困ったことに、「強調表示」に煽られて行動する消費者が無くなりません。
そのため、「強調表示」はさらに強烈に表現されることになります。
「強調表示」が強烈に表現されることによって「打消し表示」がますます見えないところに隠れてしまう傾向が顕著になります。
<180929> |
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「強調表示」はお客様に提供するお得情報ですが、「取消し表示」とは |
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「強調表示」は、お客様に提供するお得情報で、無料や割引、おまけ、ポイント割増し、限定などの広告表示(記述や言葉など)のことです。
一方、「取消し表示」とは、「強調表示」における注意事項やお得を提供する際に必要な条件など説明(記述や言葉など)をいいます。
「強調表示」が行われるときは、ほとんどと言って良いほど「取消し表示」が存在します。
言い換えると、「無条件にお得を提供するものではない!」と言うことの表明でもあります。
通常、消費者は安価やお得に興味を持ち、求めていますので「強調表示」は特に意識しなくても認識できます。
人間は、興味がある事柄については情報が入りやすくなっているからです。
特に安価やお得に興味を持っている消費者は「強調表示」に敏感です。
「強調表示」に敏感な反面、「取消し表示」についての認識は希薄になります。
「強調表示」に敏感で、「取消し表示」に希薄な場合、消費者はどのような影響を受けるでしょう!
多くの場合、消費者が損をします。
そして、商品の購入や申込みなどでトラブルや事故を発生させてしまうことになります。
本来、「強調表示」と「取消し表示」は二人三脚のようなものです。
同等の位置関係にあれば、トラブルや事故は起きません。
ところが・・・
<180602> |
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